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REVIEWS

Bohuslav Martinů Philharmonic Orchestra (Czech Republic):

“南アフリカ出身のピアニスト、ペトロネル・マランによるチャイコフスキ:ピアノ協奏曲第1番の演奏は心の琴線に触れるものである以上に、絢爛たるテクニックと感情の迸りを感じさせるものであった。

 稲垣宏樹は、ストラヴィンスキー:バレエ『火の鳥』の音楽を、改訂されていない1910年オリジナル版によって指揮をした。この試みは、この音楽が本来のバレエの一部であることを聴衆にアピールした...オーケストラの演奏は20世紀前半の表現主義音楽に特有のリズミカルでダイナミックな音楽の爆発であったことについて特筆しなければならない。

 オーケストラのシーズンが始まってすぐに、フィルハーモニックは今年の最も注目すべきイベントの一つになるかもしれない体験を観客にもたらした...この音楽の演奏は、ひとえに指揮者の芸術性によって可能となったのである。

 ―Radim Bacuvcik;DNES (The newspaper article)  

中部フィルハーモニー交響楽団

“...そしてもう一つは、稲垣宏樹指揮・中部フィルハーモニー交響楽団の演奏の素晴らしさだ。稲垣氏は(チャイコフスキー:『白鳥の湖』全幕 1895年版 - プティパ - イワノフ - ドリゴによる蘇演版の)細部を見直し手を入れ、補強もした...(チャイコフスキー作曲)『18のピアノ小品集』から補筆、編曲などし、重厚で演奏効果のある響をつくった。ヴァイオリン・ソロやトランペット演奏も格別に高度で、記念公演成功に大きく貢献した。”

 ー一ノ瀬吾郎;旬刊音楽舞踊新聞

大阪交響楽団:

”...指揮の稲垣宏樹が(ミンクス:『ドン・キホーテ』全幕の)楽譜を(ピアノ譜から)一からすべて起こして編曲したという...舞台上の演技はより自然で、よい意味での「遊び」を感じさせた。舞台全体が、とにかく陽気でパワフル...ダンサーたちのそれぞれが、生き生きと演じていて、どのシーンも観客をひきつけていた...ダンサーの「踊り心」を重視した音楽は、やはり観客をも乗せていた。”

​ ー桜井多佳子;ダンスマガジン

中部フィルハーモニー交響楽団

”名古屋市民芸術祭賞を受賞した川口節子バレエ団が、稲垣宏樹指揮、中部フィルハーモニー交響楽団の演奏で『眠れる森の美女』を上演した。プロローグ付き全3幕はさすがに見応えがある。まずは序曲。バレエ演奏には定評のある稲垣と中部フィルは、今回も素晴らしい音色を響かせた...”

 ー上野茂;ナゴヤ劇場ジャーナル

愛知シンフォニエッタ:

“...特筆は音楽(ミンクス [オーケストレーション:稲垣宏樹]:『ドン・キホーテ』全幕)。編曲と愛知シンフォニエッタを指揮した稲垣宏樹は、踊りの面でもだが、とくにコミカルな芝居の場で打楽器や管楽器を巧みに使って空気を盛り上げ、笑いを誘う。知的な、そしてしゃれた操作で大きな効果を上げた。”   

 ーうらわまこと;週刊オン☆ステージ新聞

中部フィルハーモニー交響楽団

”...稲垣宏樹が響きにゴージャス感を出した独自の編曲版(アダン:『ジゼル』全幕)で中部フィルハーモニー交響楽団を指揮。演出の工夫と劇的な演奏が、物語に推進力とアクセントを添えた。”

 ー長谷義隆;中日新聞

愛知シンフォニエッタ:

”...繊細な息遣い、芳醇なハーモニー、申し分ない出来栄え...(チャイコフスキー:『くるみ割り人形』全幕)”

 ー上野茂;ナゴヤ劇場ジャーナル

中部フィルハーモニー交響楽団

“...指揮の稲垣宏樹はオペラ、バレエなど幅広い活動を行っている。特にバレエ・ピアニストとしての経験は豊富で、関係者からの信頼は厚い。期待に違わず、活き活きと描写的な情景を紡ぎ出し、ロマンティックコメディーを品格のある作品に仕上げた(ドリーブ:『コッペリア』全幕)

 ー一ノ瀬吾郎;旬刊音楽舞踊新聞

大阪交響楽団:

“...(アサフィエフ:『バフチサライの泉』)演奏は稲垣宏樹の指揮で大阪交響楽団。..テンションの高さが客席にストレートに伝わってくるような迫力があり、理屈抜きに引き込まれた。”

 ―菘あつこ;Dance Stage

愛知シンフォニエッタ:

“...現代音楽を中心とした斬新なプログラミング...立体的な書法に密着した(稲垣宏樹の)指揮ぶりが曲の質を補強した。ルトスワフスキ:Chain 1 は偶然性コンセプトも有機的な要素として作用する作曲者の特質が際立つ作品。稲垣宏樹の共感に満ちた解釈にオーケストラが反応のよさを発揮して精度の高い演奏が展開された。その多彩な表現力は聴衆を集中させるに十分なもの。クラウゼ:タブロー・ヴィヴァンは作品のコンセプトが明らかになり、緊張感も途切れなかった...”

 ―渡辺 康;音楽の友

愛知シンフォニエッタ:

“...指揮の稲垣宏樹によって...安定した和声感....ルトスワフスキ:Chain 1 は整然と制御され、クラウゼ:タブロー・ヴィヴァンは、いくつかの部分に区切られた不確定要素のテクスチュアが見事に対照づけられ、集中度の高い流れをつくっていった...”

​ ―水野みか子;音楽現代

愛知シンフォニエッタ:

“...現代音楽を視座をすえている愛知シンフォニエッタならではの選曲...稲垣宏樹に導かれた音楽づくりはロマン的な色の濃さと室内オーケストラ離れしたスケール感を打ち出した...若い演奏家によって組織されたアンサンブルの精度は高く、今後の展開を期待しえるものであった...”

 ー西崎専一;音楽の友

中部フィルハーモニー交響楽団:

“川口節子バレエ団創立 40 周年記念特別公演『ジゼル』王道を踏まえつつ独自のアレンジで。地中(セリ)から厳かに 表れるウィリたちは空中浮遊も鮮やか。稲垣宏樹の編曲・指揮による壮大で劇的な音楽は特筆もの。”

 ー高橋森彦;舞踊評論家

エウフォニカ管弦楽団:

”...アサフィエフの音楽(『バフチサライの泉』全幕)を、その親しみやすさはそのままに通俗的に陥らせず、また男性群舞の場面でも、舞台上の熱気を十分理解しつつ、しかし、決して吞み込まれない、冷静だが温かみのある稲垣宏樹指揮、エウフォニカ管弦楽団の演奏が、作品全体に芸術的な深みを与えていた。”

 ―桜井多佳子;ダンスマガジン​

中部フィルハーモニー交響楽団

“...さらに音楽。指揮の稲垣宏樹が新しく(アダン:『ジゼル』全幕の)オーケストレーションし、全体に厚みを持たせるとともに場に合わせた雰囲気を醸成。中部フィルハーモニー交響楽団もよくその意図にこたえた。”

 ーうらわまこと;週刊オン☆ステージ新聞

大阪交響楽団:

“...(『バフチサライの泉』全幕)稲垣宏樹の指揮、大阪交響楽団の演奏と一体となって観るものの心を揺さぶる。前回以上に客席が沸いた。”

 ー桜井多佳子;ダンスマガジン

中部フィルハーモニー交響楽団:

“...マリインスキー・バレエで生まれた『くるみ割り人形』に敬意をはらい、その魅力を大事にしながら...上演。音楽は稲垣宏樹指揮、中部フィルハーモニー交響楽団の演奏、これも心地良いものであった...”

 ―すずなあつこ;Dance Cube -チャコット webマガジン

愛知シンフォニエッタ:

”...音楽とダンスを、どんぴしゃで一致させた稲垣の指揮も秀逸だったミンクス [オーケストレーション:稲垣宏樹]:『ドン・キホーテ』全幕)

 ー上野茂;ナゴヤ劇場ジャーナル

中部フィルハーモニー交響楽団

“...演者の動きを押さえつつチャイコフスキーの(『眠りの森の美女』全幕)音楽の魅力を伝えた指揮も特筆もの...”

 ー高橋森彦;舞踊評論家

エウフォニカ管弦楽団:

“...稲垣宏樹の指揮もストレートに熱くドラマを伝えた...まさに圧巻だ...観客に至福のときをもたらしてくれた。”

 ー桜井多佳子;日本経済新聞

中部フィルハーモニー交響楽団:

“...また、稲垣宏樹指揮中部フィルハーモニー交響楽団が、色彩豊かなチャイコフスキーの名曲(『眠りの森の美女』全幕)を奏で、華やかな舞台を盛り立てた。”

 ―唐津絵理;Dance Cube -チャコット webマガジン

ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団:

“...(プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』)指揮者・稲垣宏樹の巧みなアレンジの成果であろう...”

 ―桜井多佳子;ダンスマガジン

 

大阪交響楽団:

“...(プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』/ミンクス他 [オーケストレーション:稲垣宏樹]:『パキータ』)…ストーリーが無理なく観客に伝わる(編曲)…小野絢子のジュリエットは細やかな感情がこちらに手に取るように伝わり涙を誘う。そして福岡雄大のロメオも気持ちがそのまま表れた大きなジャンプや多回転。脇にも良いダンサーが並んだ。稲垣宏樹 指揮・大阪交響楽団の演奏もダンサーに寄り添っていた。”

 ―すずなあつこ;週刊オン☆ステージ新聞

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