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BIOGRAPHY

稲 垣  宏 樹
Conductor

“バレエに寄り添いつつ音楽的にしっかりと聴かせる棒さばきは知る人ぞ知るところ。ダンサーの踊りの呼吸や間、振付家の意図を汲みながら音楽が求心力を持って舞台をリードしてゆく。稲垣はバレエ音楽に造詣が深く編曲も手掛けることのできる指揮者として世界的にも貴重な存在である。”

 ―高橋森彦;Ballet Factory

日本指揮者協会会員。公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)会員。愛知シンフォニエッタ主宰。

 

【受賞:個人】

2015年度 愛知県芸術文化選奨〈文化賞〉分野:指揮

【受賞:団体】

2003年度 第58回文化庁芸術祭〈優秀賞〉

2007年度 第62回文化庁芸術祭〈優秀賞〉

2010年度 名古屋市民芸術祭〈特別賞〉

2014年度 名古屋市民芸術祭〈芸術祭賞〉

2016年度 名古屋市民芸術祭〈芸術祭賞〉

 

愛知県立明和高等学校音楽科(ピアノ専攻)を経て京都市立芸術大学作曲・指揮科(指揮専修)に学ぶ。指揮を秋山和慶、作曲・理論を廣瀬量平、前田守一、ピアノを田隅靖子、杉浦日出夫、ホルンを真下惇至、近藤 敬の諸氏に師事。

 

マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団、ズデーテン・フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、広島交響楽団、セントラル愛知交響楽団、北九州グランフィルハーモニー管弦楽団 等を指揮。

 

在学中より『京都国際現代音楽フォーラム』『日独現代音楽演奏会』『現代の波-現代音楽祭』等の演奏会で W.ルトスワフスキ:Chain 1、 H.M.グレツキ:クライネス・レクイエム、A.ペルト:フラトレス(室内アンサンブル版)、H.バートウィッスル卿:シルベリー・エアー、R.ダニエルプール:ファースト・ライト、P.ノアゴー:キング、クィーンとエース、S.マートランド:アメリカン・インヴェンション等の重要な現代音楽、E.W.コルンゴルト:劇音楽『空騒ぎ』組曲、G.マーラー(シェーンベルク/リーン編曲版):交響曲『大地の歌』、P.ヒンデミット:室内音楽第3番、M.ムソルグスキー(W. ゲーア編曲版):組曲『展覧会の絵』等の優れた作品の日本初演を指揮。また、作曲家として『Aubade』『誕生』等の自作品を発表している。

レパートリーは幅広く古典から現代音楽に及ぶが、特にバレエ音楽に関してはバレエピアニストとして長い経験を積んだことから関係者からの信頼が厚く、バレエ音楽のエキスパートとしての地位を確立。主要なレパートリーの指揮を行う一方、オーケストレーターとしてアダン:『ジゼル』全曲、ミンクス:『ドン・キホーテ』全曲、ミンクス:『ラ・バヤデール』全曲、デルデヴェツ他:『パキータ・グラン・パ』等の楽譜の入手が困難な古典バレエのレパートリーへの原曲を凌駕する再オーケストレーションを実施している。

 

世界的に上演される機会の少ない『バフチサライの泉』をレパートリーとする数少ないバレエ指揮者の一人でもある。

これらの活動は音楽の友、音楽現代、ダンスマガジン、バレリーナへの道、隔月刊Ballet、日本経済新聞、朝日新聞、中日新聞、旬刊音楽舞踊新聞、週刊オン☆ステージ新聞、ナゴヤ劇場ジャーナル等々、諸紙誌の批評にて好評。

​​(2024年 3月現在)

関連ページ:日本指揮者協会

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